事故点ってなんだろ？

　事故点って知ってる方いてますか？知ってる方はかなりの競艇通
このＨＰを立ち上げようと思ったのもこれの存在が発端です。
　そもそも事故点というのは、選手がフライングや出遅れ、転覆、反則等の事故をしたときに、選手自身に課せられる罰則点でありまして、フライング休みとはまた違う規定によって運営されているようです。（フライング休みなどは選手会が独自に決定している規定のようでして、事故点というのは競争法に明記されている、いわゆる法律らしい）
　そしてその事故点が半期（６ヶ月間）で０．７以上？になると、どんな選手であってもＢ２級になるという物で、さらに１．０を上回ると強制的に６ヶ月間の休みというかなり厳しい罰則が待っています。 （前期11/1〜4/31　後期5/1〜10/31）
２００２年、西島選手が２本目のフライングによって事故点１．０以上になった為、賞金王に出場不可！そして来年一年間は（半年休みで前期の勝率が０なので）Ｂ２確定と言う憂き目にあった、選手にとっては非常にこわーーい罰則です。（算出方法は事故点割る出走回数、事故点は下表参照たぶん・・・）

返還欠場	妨害・反則	転覆・エンスト
20	15	10

ここからが重要

ここでちと、選手の気持ちになってみてください。
期のはじめに事故を多発してしまい、安全に走ろうと心がけていましたが、その後も順調？に事故を起こしてしまいました。
すると、どんどん事故点がたまり続け、あと１０走しか出来ないのに事故点が0.7に達してしまいました。
しかし、現在0.7でアウトですが１０走残してますので、 この１０走を完全に無事故で走れば0.7を切り、Ｂ２落ちはありません。
さぁ　アナタならどうする？

1. お客さんが見ている！ワシはＢ２になってもかまわない！全力で走る！
2. Ｂ２になると今度Ａ１に上がるには、１年は掛かってしまう！それはやはり避けたいので、安全に走る。
3. 私は優良運転者なので、絶対に事故は起こさない。

３は教習所みたいなことになってますのでほっといて、実際どちらを選ぶのも選手の自由なんですが、年を取るにつれ ２ を選択、熱い選手ほど １ を選択してますね。（大阪で言うと森、村上、大町あたりは常に事故点を持ち歩いていますね、しかもほとんど１を選択してますかね？(>_<)やっぱ地元で走るときは事故点も気にしない時が多いようです。宮迫選手も事故点0.6ぐらいで早いＳ行きまくってるときありましたよ)
　 １を選ぶと普通にレースしています、２を選択しますと、スタート事故や、もまれる心配のないの外のコースが主体になってきます。
しかしこの事故点が0.7だから良いものの、さすがに1.0以上だと、選手も選択の余地はありません。
　レースは何が起こるかわからない為、完全にレースから降り、進入は絶対６コース、引き波は極力避け安全な６着を走らざる得ないのです。（安全に走っていたのに救助艇の引き波で転覆！なんてことがあるのかな？）まぁいくら高収入でも半年間無収入はシャレになりませんね。
　とここまでをまとめますと、事故点が一杯の選手は期の終わり（4月と１０月）はとても走りにくく、私どもからすればとても買いにくい選手になるわけなんです。ひどい場合は絶対にこない選手にもなる訳なんです。
要するに、ここでのキモは

事故点一杯！さようなら

事故パンはそっとしておきましょう。